省人化への取り組み
省力化投資補助金との組み合わせ
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●ねらい
・省人化の効果(人時削減・歩留まり改善・段取り短縮)を、補助金の評価軸(付加価値・賃上げ等)と整合させます。
●対象テーマ(例)※製造業 -
・工程自動化:実装・塗布・組立・DIP・仕分け
・検査自動化:外観・X線・通電・画像照合
・周辺デジタル化:進捗見える化・トレーサビリティ・帳票自動化 -
●進め方(標準フロー)
① 適用可否診断 → ② 目標定義 → ③ 投資対効果シミュレーション
→ ④ 計画書化 → ⑤ 申請支援 → ⑥ 交付後実装 → ⑦ 効果測定・是正 -
●リスクと回避
・「設備は入ったが運用できない」を防ぐため、導入前に“オペレーションの標準作業”まで計画書に落とし込みます。
・制度要件の変更に備えて、冗長な代替手段とスケジュールバッファを提案します。
ものづくり企業共創プロジェクト(MUSUBI)での活動
●当社は共創プロジェクト「MUSUBI」に参画。展示会・実証・POC・教育を束ね、現場の省人化を短期間で実装します
●活動の位置づけ(MUSUBIとは)
●活動の位置づけ(MUSUBIとは)
・日本の主要設備メーカーが集い、電子産業の次世代を創る共創プロジェクト。展示会などの活動を通じて、省エネ・カーボンニュートラルや生産性向上に資する提案を行う枠組みです。
省力化支援の実例紹介
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実例①:電子部品実装(外観検査の内製化)
・KPI:一次合格率/検査1台あたり処理枚数/手直し率
・効果:検査回数の増加で不良の“前倒し検知”、一次合格率が向上、後戻り工数を圧縮 -
実例②:金属加工(段取り時間短縮)
・治具標準化+プログラムテンプレ化で、段取り時間を約40%短縮 -
実例③:建設・土木(ICT重機)
・狭小現場での再掘削を削減、1現場あたりの人員を▲1名相当で運用可能に -
実例④:検査受託(トレサビ強化)
・ロット逆引き時間を数時間→数分へ短縮、是正報告のリードタイム短縮